今日はこんな悩みにフォーカスしたいと思います。
今回読んで頂くのはこんな項目です。
水耕栽培の基本的な話
水耕栽培を始めるための準備
おすすめ植物と苗の選び方
水耕栽培に多い質問抜粋
●記事をモシャモシャ書いてる当人
日本溶液栽培研究会の会員
大学の頃から京都で華道に出会い、
現在植物関連の仕事についています。
↓↓YouTubeで水耕栽培投稿中↓↓
手軽に家で野菜が作りたいなぁとか植物を育てたいなぁと思った際は、家庭菜園=土を使った土耕栽培を思い浮かべる方がまだ多いような気がします。
しかし、最近では土をまったく使わずに水のみで栽培する水耕栽培に人気が集まっていたりします。
筆者もその1人!
土もいいけど楽な水も良い!
水耕栽培の野菜がスーパーでも並んでいるのをよく見かけるようになった気がしますがどうでしょうか?、
「名前は知っているけど、方法がよく分からない」や「試したいけど、初心者だと難しそう」など、不安を感じている方もいるかもしれません。
水耕栽培で育てられたレタスは、「レタス特有の苦みが少なくておいしい」などとかなり好評です。
不安は大丈夫!この記事で解決できます。
なにより美味しいレタス食べたくないですか?
そもそも水耕栽培は、初心者でも気軽にできるのでお勧めです。
簡単だといっても基礎知識を身につけておかなければ、失敗する可能性もあります。
例えばカビです。
カビについては下記も見てみてください。
本記事では、水耕栽培の基礎知識から初心者向けの栽培方法・植物、始め方、相談・販売などについて説明し、
読んで頂いた人が気軽に水耕栽培がはじめられるようにしているつもりなのでぜひご覧ください←
水耕栽培の基本の「き」
そもそも水耕栽培ってなに?これを把握しましょう。土耕栽培の違いを知ることで互いのメリット・デメリット。
そして広まりや認知度等も触れていきたいと思います。
水耕栽培ってなに?
水耕栽培は、その名の通り土を使わず、水と液体肥料で植物を育てる方法を指します。
最近では水耕栽培で作った野菜を提供するレストランなどもTVで紹介されたりするので注目度が年々高まってきている感じです。
液体肥料を混ぜた水溶液に植物の根を浸して、ライトなどを使い育てる栽培方法で、家庭菜園の初心者でも気軽に挑戦できると、主婦から人気も高いのが水耕栽培です。
ペットボトルなどでミニトマトを作るキットなんかも売っていますよね。
私も実際に試してみましたが見事にすくすく成長したのを覚えてます。
メリットとデメリット
続いて水耕栽培のイイトコロとワルイトコロに触れたいと思います。
土耕栽培ろ比べれば、土を使うか使わないかで単純です。
土耕栽培は、土での栽培なので草刈りや病害・害虫対策が必須だったりします。
しかし、水耕栽培は、土を使わないのでかなり良き!
管理が簡単で殺虫剤を使う必要もありませんし、1人暮らしの狭いスペースやキッチンでも栽培できるしといいことづくめです。
そんな水耕栽培のメリット・デメリットを簡単にまとめました。
<メリット>
- 土耕栽培よりも成長スピードが速い
- 殺虫剤がほぼいらない
- 季節や天候に左右されないので安定した栽培が可能
- 土なし=管理が簡単で部屋が汚れない
- 収穫量が多く、質が安定しやすい
- 初心者でも簡単に栽培可能
- 狭いスペースでも栽培可能
- 手間がかからない
<デメリット>
- 太陽光の代わりにライトなどを使うため電気代がかかる
- 容器や液体肥料、栽培キットを用意する必要がある
- 良質な水を準備する必要がある
- 環境を整えられないと上記のメリットが受けれないこともある
水耕栽培のメリット・デメリットは下記の記事でも記載しています。
水耕栽培の認知度について
当然昔よりも水耕栽培が今は広く知れわたっています。
植物工場の数も年々増えてきてますし、300箇所以上はあるようです。
初心者でも簡単に始めれる気軽さ、1年中安定した供給が可能であること、メリット要素がおおくあるからこそ、やり始める人がおおくなってきているんでしょうね。
水耕栽培の始め方
気軽に始められる水耕栽培ですが、気軽といってもある程度の知識を持っておいたほうが失敗するリスクは抑えられますし、知識が多少あるのとないとでは楽しさも変わると思うのでサラッと読んでおくといいでしょう!
初めての栽培方法
水耕栽培は、肥料が含まれている水溶液に植物の根を浸して育てるのが一般的。
自作栽培であれば、ペットボトルやプラスチックのコップなどを用いて、「根っこの3分2を水に浸す方法」が一番簡単で手軽にできます。
※因みに肥料が含まれている水溶液と書きましたが、とりあえず水でも全然問題ありません。
それと大事なのが種か苗のどちらから育てるかということです。
種の場合は発芽させる工程がいるので少しだけ難しく、苗から始める場合は、容器を準備して浸すだけなので簡単です。
ざっくり種の手順を下記にまとめています。
<種はちょっぴり難しい>
- スポンジを用意して切れ込みをたくさん入れる。
- 中心に十の字の切り込みを入れて水を含ませる
- 切り込みに種をのせ、つからないくらいの水をためた容器にスポンジをおく
- 日光が当たって風通しも良い場所で管理
- できれば毎日水替え
- 発芽したら、ペットボトルなどの容器に移す
上記めんどくさい場合はやっぱり苗から育てる方法が簡単。
種の発芽は、慣れたころでいいと思います。
水耕栽培を始めるための準備
水耕栽培を始めるためにも、必要な道具がいりますよね。
そんな難しくないので大丈夫。
用意するもの
水耕栽培に必要な道具は、
- ペットボトルやガラスコップなどの容器
- 液体肥料か水
- 培地(ロックウール・ウレタン発泡樹脂等)
培地(ウレタン発泡樹脂やロックウール)は、植物を支えるために必要なものです。
少し本格的になるとエアポンプなどの酸素を送る装置や、水耕栽培に必要なものを自作する人もいます。
自分は自作しています。
初心者には全部そろっている専用キットを購入するのも楽です。
道具はどこで買えばいいのか?
ホームセンターに行けば大体揃います。
水耕栽培の認知度は高まってきているので、ホームセンターや園芸店にも種類が増えました。
ただ、楽なのはネットです。
下記でキットも紹介しています。
肥料について
水耕栽培で成長を促すためには液体肥料が必要です。
よく使われる液体肥料として「ハイポニカ・ハイポネックス」等がよくつかわれます。
それぞれ薄めて使う形になります。
種からの場合は養分が蓄えられているので発根・発芽するまでは水のみでも十分です。
わからない時は植物エリアに詳しい店員さんにきいてみましょう。
初心者向けの植物もご紹介
どれでもいいか始めて見たい。
そんな方におすすめの植物を紹介します。
・水菜
・小松菜
・大葉
・バジル
・レタス
・ミニトマト
・ハーブ類
などの基本的には葉野菜ですね。
ミニトマトは実る時間などを考えるとレタスなどは大きくなったらすぐ食べれるので早く成果を体感したい場合は、
葉野菜にしてみてください。
苗から始める人に選ぶ際の注意点
水耕栽培を始める際は苗を選ぶのがおすすめとお伝えしましたが、
苗選びもポイントがあるので共有しましょう。
正直なんでもいいんですが、元気の良い苗を選ぶことで大きく育ち美味しい野菜になるのも事実。
元気の良い苗かどうかは、以下のポイントに注目してみてください。
あんまり多いと覚えきれないと思うので3つ!だけ覚えてください。
- 葉色が濃い緑色
- 下葉がしっかりついている
- 病害虫の被害が見られない
上記を考えて選んでみてください。
水耕栽培でよくある質問ピックアップ
水耕栽培に関してよくある質問を5つピックアップ!
初心者の方が陥りがちの質問なので見てみてください。
初心者が失敗しやすいことなんですか?
水溶液の量を間違えて、根腐れが起きて植物が枯れる失敗。
根腐れの原因は、水分の極端な多さと少なさで、適量は、根が3分の2くらいの高さまでつかるぐらいと言われています。
水替えを行う際は、多すぎず少なすぎず!
キットなどであれば「ここまで」のようにラインがあるのでそれに沿ってやってみましょう。
水耕栽培で育てない方がいい植物はある?
土の中で実が育つタイプ!これは相性が悪いです。
言われなくても分かりますかね(笑)
一応、、、じゃがいも、大根、にんじん、ゴボウ等々。
本格的なものであれば可能ですが、家庭菜園レベルであればやっぱり葉野菜から挑戦するのがベスト。
ある程度水耕栽培の加減が分かってきたらオクラ・ナス・いちごに挑戦しましょう。
肥料の使い方?追加はするべき?やめるべき?
明確なこれ!というのは難しいので下記の時に対応を考えてみましょう。
・植物がしおれている
・根や葉の色が茶色になっている
・なんか元気がない
栄養素が無いから起こるシグナルなのか、
栄養素が過度な濃度の為に起こるシグナルなのか
感覚で理解するのは難しいと思うので詳しくは下記を確認してみましょう。
水替えはしていますが容器も掃除すべき?
常に容器をキレイな状態にすることはとても大切です。
でも難しいと思います。
めんどくさがりの人のための目安は容器の中にカビや藻が発生したとき!
水が汚くなったとき!
エアレーション入れるだけでも長持ちしますよ。
とりあえず清潔を意識すれば大丈夫です。
水耕栽培に適した温度がよくわかりません
水耕栽培に適した温度は、15~25℃です。
〇冬場は10℃以下
〇夏場は25℃以上
の環境で育てないことを意識してください。
温度管理がついたキットや装置もあるので調べてみてもいいかもしれません。
ただ、最初は人間が適温なら植物も適温くらいで大丈夫です。
PHとかってなんですか?
PHは酸性、アルカリ性の強さで、作物にとって育ちやすい環境を知るのに必要な数値です。
PH7が中性、7より小さいほど賛成が強くなり、7より大きいほどアルカリ性が強くなります。
一般的には、PH5~7の弱酸性の範囲が育成するうえで良いとされています。
詳しくは下記を確認してみましょう。
まとめ
水耕栽培は簡単です。
少し気になってる人はぜひ体験してみてください。
今回の記事をざっくりまとめると
・水耕栽培は手間がかからない栽培方法
・苗からやり始めると簡単
・水耕栽培キットならもっと簡単
・葉野菜から挑戦してみよう
・必要なものはホームセンターかネットで揃えよう
以上です。